★★★
Precious
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ビーナスライン 
蓼科高原から霧ヶ峰高原を経て美ヶ原高原へ至る、ロング高原スカイライン。
茅野市街から国道152号を東へ向かい、鬼場橋で県道192号茅野停車場八子ヶ峰線へ斜め左に入る。方面案内標識にビーナスラインの表記がある。
はじめは沿道に店がぱらぱらとある、あまり広くはない2車線道。車が多く、大型車もけっこういて、生活の道という感じ。ドライブ用途には価値なし。
途中の北大塩口でグリーンラインと接続し、花蒔には中ッ原縄文公園がある。渋川橋で八ヶ岳エコーラインの北端と接続。
おすすめ度 :★☆☆☆☆
人気度 :★★★★☆
景色のよさ :★☆☆☆☆
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2001年10月20日(土) 9時頃
国道152号・大門街道と立体交差した後、蓼科高原へ近づくと、けっこうくねくねとしてくる。だんだん森の中へ入っていくが、観光客向けの店やホテルなどが点在していて、雰囲気が観光道路らしくなってくる。信州らしくそば屋も多く、そば庄もそのひとつ。
センターラインは、白と黄色が使い分けられているが、よほど遅い車でない限り、追い越せるようなところはあまりない。蓼科高原カントリークラブの手前では、登坂車線あり。
前半は森の中なので、展望はほとんどないが、紅葉の季節は味わいがある。
ピタラスの丘をすぎると、いよいよ高原を走る感じになり、眺めがよくなってくる。女の神展望台は、この区間で随一の展望所だろう。
その700メートルほど先には、すずらん峠園地駐車場があるが、未舗装で展望もなく、登山やハイキングの起点のようだった。
さらに半キロほどで、スズラン峠を越えて立科町に入るが、峠自体にはとくに何もなく通りすぎるだけ。峠から下っていく途中には、眺めのよいところもあるが、駐車場所はなかった。
途中の交差点から県道40号諏訪白樺湖小諸線になるが、ビーナスラインは道なりに進んでいればよい。白樺湖までは、森の中のわりとまっすぐな道がつづいて、快走できる。
茅野市街からの区間も含めて、昔は蓼科有料道路として有料だったらしい。
白樺湖という名の信号十字路を左折する。なお、右折すると白樺街道へ。
白樺湖周辺はホテルなどが並ぶ観光集積地。大門峠で、再び国道152号・大門街道と交差する。
おすすめ度 :★★★★☆
人気度 :★★★☆☆
景色のよさ :★★★★☆
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2001年10月20日(土) 9〜10時頃、 2007年7月27日(金) 13〜14時頃
白樺湖から先は、車山高原から霧ヶ峰高原へ向けて、草原の中を走る気持ちのいい道となる。(左下写真)
ここから美ヶ原までの区間は、2001年までは霧ヶ峰有料道路で、普通車で全線通ると2930円もした。
大門峠から西へ1キロ弱。白樺湖へのT字路(←)の先で、登坂車線付きの上下3車線に広がるところで、中央の西行き走行車線が、メロディーロードになっている。有料道路だった頃に、料金所があった場所。(右写真)
始点と終点に表示板があったが、最初はいきなり現れたので、カーステレオの音を消すのに手間取ってしまった。できれば、利根沼田望郷ラインのように、予告板もあればいいのに。
曲は「スカボロフェア」。時速40キロでよく聞こえますと表示されていたが、このビーナスラインで、40キロというのは、かなり遅いペース。実質的に、右の走行車線がゆっくり車線で、左の登坂車線が急いでいる車の追い越し車線になってしまうおそれがありそう。登坂車線に作った方がよかったのでは?
隣りにガードレールが切れている場所が2つあり、そこへ入って車を止められる。また、始点側の路肩も、車1台分の幅がある。
終点部の横で、ガードレールが切れているので、最後の1音をあきらめれば、そこへ入ってUターンできるが、左車線の車に要注意で、推奨はしない。その先は、1キロくらい先にある、白樺湖を望む展望駐車場でUターンできる。
始点側は、白樺湖への脇道とのT字路のスペースでUターンできるが、車が多いときは、その脇道と国道152号を使って回った方が無難そう。
ダンロップがスポンサーになって作ったという話だったので、ダンロップの大きな看板があるのかと思っていたら、かなり控えめだった。まあ、イメージアップになるよね。
ダンロップのメロディーロードのサイト (別ウィンドウに開く)
大門峠から2.3キロほどで、右カーブの道路左側に駐車場がある。ここからは白樺湖や蓼科山を望めて、眺めがいい。ここが最初の展望休憩所。
さらに1キロほどで、車山高原スキー場がある。みやげ物店や食事処が何軒か集まっていて、冬はスキー場になるようだが、夏はここから車山の山頂まで、リフトで登っていける。
さらに3キロほどで、伊那丸富士見台駐車場があり、周囲の眺めがよいが、周囲の眺めがよいのはここだけではないとも言えそう。
その半キロほど先にも、霧ヶ峰富士見台という駐車場がある。ここも周囲に眺めがよく、さらに売店と遊歩道がある。
さらに1キロ半ほどで、車山肩駐車場がある。ここがニッコウキスゲの最大の見どころらしいが、7月あたりの開花シーズンには駐車場が大混雑で渋滞していたりする。その手前の南側にも道路沿いに駐車スペースがあり、ちょっと離れているが、そこから歩いている人もけっこういた。
さらに2キロ半ほどで、霧ヶ峰のみやげ物店が集まるところに十字路があり、県道40号は直進だが、ビーナスラインは右折。ここを左折すると、池のくるみを経て霧ヶ峰農場への道へ。

おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★★★★☆
景色のよさ :★★★★★
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2007年7月27日(金) 14〜15時頃、 2008年10月1日(水) 17時頃、 2010年7月10日(土)
10時頃
十字路を右折してからは県道194号霧ヶ峰東餅屋線になる。
ここからは休憩する場所は限られてきて、たまに駐車スペースがあっても、閉鎖されていたりする。
八島ヶ原湿原は、この区間の見どころ。
そこをすぎると、左手に大きく視界が広がり、すばらしい眺めになる。白いセンターラインで、快適な道。
和田峠で、国道142号旧道との接続路があり、そこからは県道460号美ヶ原高原東餅屋線になる。農の駅というそば処があった。
そこからは黄色いセンターラインになり、ややくねくね登っていく。
三峰山のあたりも、草原の高原を走る視界のよい道。三峰展望台があり、ここもぐるっと眺めのよい展望所だ。
扉峠にも休憩所がある。その先で県道67号 松本和田線に接続して、そこを西へ向かうとよもぎこば林道へ連絡する。
落合大橋を渡ると、東から来る県道178号 美ヶ原和田線に接続する。
おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★★★☆☆
景色のよさ :★★★★★
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2001年10月20日(土)
11〜12時頃、 2007年7月27日(金) 16時頃
落合から先は、県道178号 美ヶ原和田線になり、美ヶ原高原へ向けてくねくねと坂を登っていく道となる。この区間だけは、それまでのビーナスラインとは雰囲気が一転する。
急坂を登り終わったころに、道が2つに分岐する、というか、右カーブに左への脇道がある。
そこを左へ入ると、未舗装の無料駐車場があって、車はそこまで。その先の美ヶ原高原の中へは歩きになる。
分岐を右というか、道なりに進むと、牧場の脇を抜けていき、標高1959mの表示。視界が広がるが、残念ながら高原の上を走る区間はそれほど長くなく、1キロ弱。
ゆるやかに下っていくと、左カーブのところに右への分岐道がある。そこへ入っていくと、石碑があって、そこからレンゲツツジの群生地まで30メートルと書いてあった。ここは脇道だが、高原らしく視界が広く、のんびりとした雰囲気があり、寄り道をおすすめ。
元のビーナスライン本線を進むと、100メートルほどで十字路があって、そこがビーナスラインの終点。
右への道は、上に書いた脇道の反対側で、ここに出る。交差点の東側には、1階がみやげ物で2階が食事処という店があったが、セルフサービスのわりに値段はけっこう高めだった。観光地価格というやつか。窓際の席からの景色はすばらしかったけど。
左へ入ると美ヶ原高原美術館で、その無料駐車場からも眺めがよい。
十字路を直進すると、県道464号美ヶ原公園西内線で北側へ降りていく。美ヶ原高原をもっと存分に走りたければ、そこから美ヶ原高原道路へまわることをおすすめする。
全線2車線道。北の方は冬期閉鎖。
おすすめ度 :★★★★★
人気度 :★★★☆☆
景色のよさ :★★★★★
走りやすさ :★★★☆☆
行った日時 :2001年10月20日(土)
12時頃、 2007年7月27日(金) 16時頃
(周辺道路)
国道142号は、長野県の軽井沢町から下諏訪町まで、旧中山道のルートの道。
ここでは、ビーナスラインの和田峠から、岡谷まで。
ビーナスラインを和田峠で出ると、国道142号の旧道の方へ出る。南へ向かうと、和田峠トンネルがあるが、狭いので信号付きの交互通行になっている。
そこからは、くねくねとした1.5車線道で、森の中を下っていく。いかにも旧道という感じの道で、乗用車なら対向車が来てもたいてい減速すれば済むが、大型トラックも走っていた。有料道路代の節約なのだろう。
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★☆☆☆
景色のよさ :★★☆☆☆
走りやすさ :★★☆☆☆
行った日時 :2008年10月1日(水) 17時頃
新道の新和田トンネルは有料道路となっていて、普通車600円と、距離のわりに高い感じがある。
新道と旧道が合流した先は、広めの2車線道で、部分的に登坂車線付き。そのわりに、大きなカーブがあったりしたけど、その一部を除けば走りやすい道がつづく。
平日だったせいか、大型トラックが多かった。
町屋敷からは、ふたたび旧道と新道に分かれる。ここは両方とも無料。右の新道は、長いトンネルで岡谷へ向かう。
2つめのトンネル出口手前に、信号注意の表示があり、出たところで、国道20号・下諏訪岡谷バイパスと接続する。大半の車が右折レーンに入り、信号待ちの時間が長かったが、国道20号のバイパスもここまでしかできてないんだから、交差点を道なり直進扱いの形につなげた方がよかったのでは?
おすすめ度 :★★★☆☆
人気度 :★★★★☆
景色のよさ :★★★☆☆
走りやすさ :★★★★☆
行った日時 :2008年10月1日(水) 17時頃